屋根上の雪の話

屋根上の 雪 の話

近年少なくなったとはいえ、屋根の上の 雪 は北海道人の悩みの一つですね。
無落雪タイプの屋根の方でも雪庇には要注意ですし、傾斜のある屋根の方はつららや落雪にまつわる様々なトラブルにもお悩みかと思います。

雪庇とその対策

屋根上の雪量が一定基準を超えると、傾斜屋根では雪が下方にずり落ちることで屋根の軒部分にせり出す雪が雪庇です。
ダクト屋根などでも積雪が多いと雪が横に張り出してくる現象が起こります。

ダクト式雪庇 写真
ダクト式の雪庇
片屋根雪庇 写真
片屋根の雪庇

屋根の雪は、滑りをよくして積極的に落とす場合と、逆に屋根の塗装や雪止めなどで雪が落ちないようにする場合の二通りがあり、建物の構造や状態、敷地の問題、燐家との関係などを総合的に勘案してその方法を決定していくことが大切です。
滑りをよくする場合は、定期的に屋根を再塗装する、滑りの良い屋根材に替えるなどの方策があります。

ダクト式の屋根の場合は、雪庇ができにくくする対策としてフェンスや雪庇対策商品を設置するのが有効です。

写真選定中
雪止めフェンス:屋根の雪の張り出しを抑えます。
 

雪庇やつららは予期せぬ時に落雪して通行者や隣家に危害を及ぼすなど、放置すると高いリスクを伴います。また、「すが漏り」などを誘発して建物の寿命を縮めてしまう原因にもなります。雪庇ができるようであれば定期的に雪下ろしをおこなうことが大切です。

屋根はどのくらいの雪まで耐えられるの?

冬になると誰もが心配になるのが屋根に積もった雪の量ですね。
雪が積もることを前提にしているダクト式の屋根も耐えられる重量にはやはり限界があります。どのくらいまで耐えられて、どのくらい積もると雪下ろしをしなくてはならないのでしょうか?

・要注意なのは1981年より前に建てられた木造住宅

過去にも大きな地震災害に見舞われたわが国では、1981年と2000年に木造住宅の耐震強度について大きな法改正が行われています。
特に1981年の改正より前に建てられた住宅は強度の個体差が大きく、その強度はケースバイケースです。不安な場合は専門家に相談することをお勧めします。対して1981年以降の木造住宅は、屋根の積雪に対しても一定の強度を持っていると考えられます。

・目測では雪の量(重さ)は見極められません。

2000年以降に建てられたダクト式の家の場合、累積で2mくらいの積雪(※)なら雪下ろしの必要がないように設計されています。
しかし、屋根の上の雪は日々の気温変化によって溶けて圧縮されることもあり、単純に目測でその重さを推測することはできません。見た目ではあまり積もっていなくても、何度も溶ける・凍るを繰り返して非常に重たい状況になっている場合もあるのです。
※累計の積雪量は各地の気象台などで確認できます。

・雪下ろしのタイミングは…

では雪下ろしのタイミングはどのようにして知るのでしょうか?
それは部屋のドアが開閉しずらくなったり、部屋内にきしむような音が発生した時を目安にするのが良いでしょう。そのような兆候が現れたら、すぐに屋根の雪下ろしをすることをお勧めします。

雪下ろしタイミング イラスト

 

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