施工後に差がつく「雨仕舞」と「防水」の違い

雨漏り、すが漏りを無くす「雨仕舞」とは?

建物の内部に雨水などが侵入すると、カビの発生、建物の腐食などが始まり、水が生活空間に達すると通常の暮らしにも支障をきたします。
「 雨仕舞 (あまじまい)」とは、屋根や外壁がブロックした雨水の通り道をコントロールして、雨水と湿気から建物を守る技術です。

「雨仕舞」と「防水」の違い

建物への雨水の侵入を防ぐために最初に考え付くのは、侵入経路の防水でしょう。しかし、その場しのぎの防水では逃げた雨水が別の進入路を作りがちです。
「雨仕舞」と「防水」はどのように異なるのでしょう?

一般的な「防水」

建物における一般的な「防水」は建物そのものを、水を通さないバリアーでくるんでしまうイメージです。屋根が受け止めた雨水が侵入しそうな場所を全て防水材で覆ったり、シーリング材でふさいでしまうのが「防水」です。

防水イメージイラスト

「防水」で行き場を失った雨水は常に侵入しやすいところを探します。単なる「防水」では、施工の精度の低い場所や経年変化によって弱くなったところに雨水が集中します。ある部分を直すと次は別の場所に集中。と、雨水とのいたちごっこが続きます。
修繕コストが継続的に掛かる上、他の部分の負担も増して思わぬ被害を引き起こす可能性が出てきます。

「雨仕舞」

雨仕舞は、屋根が受け止めた雨水を単にブロックするだけではなく、建物の外へと雨水の通り道を作ることで建物への侵入を防ぐ技術です。例えると家に雨がっぱを着せるイメージです。雨がっぱには開口部がたくさんありますが、雨水は体の線に従って流れ落ちていき、中の人は濡れません。

雨仕舞イメージイラスト

雨仕舞では、雨水をコントロールするために5つの技術を駆使します。

水を殺ぐ、抜く、切る、導く、返す

これらの技術で雨水の流れを作り、建物に無理をかけずに雨水を排出します。
このため住宅が長持ちし、住人も不快な症状から解放されるのです。

雨仕舞の基本技術…これらの技術を使いこなして雨水の侵入による建物の劣化を防ぎます。

水を殺ぐ

雨水が流れる勢いを無くする

水を抜く

侵入した雨水を排出する

水を切る

雨水が行ってほしくない場所の手前で流れを止める

水を導く

雨水を拡散させずに望ましい方向へ誘導する

水を返す

侵入してきた雨水を外に戻す

 

雨漏りでお悩みのとき、一部の業者は「防水」によるその場しのぎの処置をすることが多いようです。「雨仕舞」の知識と技術を持つ専門工務店に依頼することで、快適な状態を永く持たせることができ、結果として住まいにかける費用も抑えることができます。

雨仕舞!札幌の雨漏りのお助けマン樋口板金は「雨仕舞」の専門施工店です。
「全ての日本の家、北海道の家から雨漏りを無くしたい」
それが樋口板金の願いです。


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